【 サレジオ教会 】
 サレジオ教会 (Salesians of Don Bosco)
 昭和29年(1954)、イタリアに本部を持つカトリック教会「サレジオ修道会」の手によって、に建てられました。優美なロマネスク様式の建物で、教会の内部はアーチ状の天井となっており、イタリア産の大理石で装飾された祭壇や色鮮やかなステンドグラスによって、美しくも厳かな雰囲気に満ちています。今から約300年前、屋久島に上陸した神父が持っていた一枚のサンタマリア銅版画が、昭和4年(1929)に偶然、東京国立博物館で発見されました。イタリアの画家が描いた「悲しみの聖母」と題するこの絵は、江戸に長く保存されていたことから、「江戸のサンタマリア」と呼ばれるようになりました。そして、サレジオ教会の建立を機に実物大の複製画が作られ、礼拝堂の壁に飾られています。