毎年11月23日、全国の神社において新嘗祭(にいなめさい)が行われます。この新嘗祭のうち新天皇が即位して最初のものを大嘗祭といいます。「新」は新穀(初穂)、「嘗」は御馳走を意味し、天照大神はじめすべての神様に新穀をお供えして、神様の恵みによって新穀を得たことを感謝する御祭です。五穀豊穣を祈願した2月17日の祈年祭と相対するお祭りで、この日、宮中では天皇陛下が感謝をこめて新穀を奉るとともに、御自らも召し上がります。大嘗祭は、即位の時期が、5月であったので、2019年は11月14、15日に行われました。大嘗祭で使われる御米は、カメの甲を使った「亀占」によって産地が決められます。それを「斎田点定の儀」といい、大嘗祭における儀式は、5月13日に皇居・宮中三殿で古式ゆかしく行われました。結果、御米は東日本(悠紀(ゆき)地方)から栃木県、西日本(主基(すき)地方から京都府が選ばれました。余談ですが上皇陛下が天皇に即位したときは秋田県、大分県でした。 |
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