赤山禅院

 赤山禅院   (せきざんぜんいん)
  赤山禅院は、仁和4年(888)に開かれた天台宗の寺院。慈覚大師円仁の遺言により、安慧が中国・唐の赤山にあった泰山府君(たいざんふくん)赤山大明神を勧請したのが始まりと伝えられている。赤山大明神は、皇城の表鬼門の鎮守としてまつられました。以来、皇室から信仰され、修学院離宮の造営で知られる後水尾天皇(15961680)が修学院離宮へ行幸された際、社殿の修築と「赤山大明神」の勅額を賜っています。比叡山延暦寺塔頭の一つ。本尊の赤山大明神(泰山府君)が陰陽道の祖神(おやがみ)とされることから、平安京(御所)の表鬼門(東北)を守護する寺院として信仰を集めた。「赤山さん」の名で親しまれている。都七福神めぐりの一つ(福禄寿)。