篠村八幡宮
篠村八幡宮 (しのむら)
 篠村八幡宮は元弘3年(1333)
足利髙氏が、源氏の再興と鎌倉幕府打倒のために六波羅探題攻撃の挙兵をした「旗揚げの地」として知られています。旗揚げに際して、戦勝祈願をした願文や奉納した矢を納めた「矢塚」、源氏の白旗を挙げた「旗立柳」が境内に残っています。篠村八幡宮の創建は延久3年(1071)河内誉田八幡の神霊を卜部兼延が奉行となり、都の守護のために勧請したのが始まりと云われている。平安京の乾(北西)に位置することから、乾疫神(いぬいやくしん)とも呼ばれた。勧請の翌年、源頼義が参籠して霊夢を見たとも伝えられている。