鶴岡八幡宮・手斧始神事
鶴岡八幡宮・手斧始神事
 手斧始の神事は、古来より重要な工事に先立って行われた儀式。源頼朝が、養和元年(1181)に鶴岡八幡宮の仮の宮を建て直したときも、建久2年(1191)大火で焼けた鶴岡八幡宮を再建したときもこの手斧始式が行われたといわれています。現在では、鎌倉の建築関係者の仕事始の意味で行われています。毎年1月4日、材木座海岸に着いた材木を「木遣唄」を唄いながら二の鳥居から段葛を進んで、御神木が運ばれ、鶴岡八幡宮舞殿前に用意された祭場で奉安、神職による祭儀が行われた後、 13:00から、手斧始の儀式が執り行われます。余談ながら、木遣唄は、栄西が京都の建仁寺を建てる際に「エーイサイ、ヨーサイ」という掛け声をかけさせたことが始まりなのだと言われています。