大室山
  伊東市内の高台から伊豆南方面を望むと、山全体が綠に覆われている小さな冨士山が見える。いままで、幾度かこの山を近くから眺めたことがあったが、リフトで容易に山頂まで行くことが出来ると聞いたので、折角の機会であるので昇ってみることにしました。・・・好天気に恵まれ、最高の眺望を満喫しました。
 大室山は伊豆東部火山群の活動の一つとして約4000年前に噴火した単成火山のスコリア丘である。スコリア丘は、玄武岩質から安山岩質のマグマによる噴火活動により地表面にスコリア岩滓:マグマが吹き上げられて飛散冷却してできる岩塊で、多孔質で黒っぽいもの)が放出され、火口の周りに積もって崖錐斜面(ほぼ傾斜30度)をつくり、円錐台形の山を成したものを指す。小規模な火山の一種である。
  大室山浅間神社 - 火口内の東側中腹にある神社。磐長姫命(いわながひめのみこと)を唯一の祭神とする。安産と縁結びの神として信仰されている。浅間大神(あさまのおおかみ)と木花之佐久夜毘売(このはなさくやびめ)を主祭神とする浅間神社にあって、磐長姫命を祀るのは稀である。姉の磐長姫命と妹の木花之佐久夜毘売は、瓊々杵命(ににぎのみこと)に同時に嫁いだが、醜い姉神は送り返された。大室山と同様、妹神を祀る富士山を望む独立峰である烏帽子山(松崎町)の雲見浅間神社も姉神を祀る。

      


               * 写真は一部、web上から拝用させていただいています