德川美術館・德川園・蓬左文庫 

德川美術館
徳川美術館
徳川美術館は公益財団法人 徳川黎明会が運営する私立美術館です。昭和10年(1935)徳川家康の遺品を中心として、九男で尾張徳川家初代藩主の義直から代々伝わる遺愛品、家族が使用していたものなど、さまざまな大名道具を見ることができます。収蔵数は1万件以上あるといいます。また、世界的にも貴重な国宝「源氏物語絵巻」を筆頭に、徳川美術館でしか見ることのできない貴重な品が保存状態も良く残されています 
 
德川園
 徳川園
 徳川園は、徳川御三家筆頭、尾張藩第2代藩主光友が、元禄8年(1695)に自らの造営による隠居所である大曽根屋敷に移り住んだことを起源としています。当時の敷地は約13万坪(約44ha)の広大さで、庭園内の泉水には16挺立の舟を浮かべたと言われています。光友の没後、この地は尾張藩家老職の成瀬、石河、渡邊三家に譲られましたが、明治22年(1889)からは尾張徳川家の邸宅となりました。昭和6年(1931)第19代当主義親から邸宅と庭園の寄付を受けた名古屋市は整備改修を行い、翌年「徳川園」が公開されました。昭和20年(1945)に大空襲により園内の大部分を焼失した後は一般的な公園として利用されてきましたが、平成16年秋に日本庭園としてリニューアルしました。
蓬左文庫
蓬左文庫
1616年に名古屋城(蓬左城)内に設けられた尾張徳川家の「御文庫」を起源とし、大正元年徳川義親が「蓬左文庫」と命名しました。義親は蓬左文庫の蔵書を整理し、昭和6年12月、財団法人尾張徳川黎明会を設立して同財団に尾張徳川家伝来の什宝や美術品とともに文献資料を寄付しました。1950年に名称と蔵書の一部が名古屋市に売却譲渡され、1978年以降は名古屋市博物館の分館として書籍の収集・保管、一般公開を行っています。2016年現在の蔵書数は約11万点あります。 

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