離宮八幡宮 |
平安時代(794~)の始め、清和天皇が太陽が我が身に宿る夢を見ました。そのとき神のお告げを聞きました。そのお告げとは国家鎮護のため、九州は宇佐八幡宮より八幡神を京へ御遷座せよというものでした。そこで清和天皇は僧の行教にそれを命じました。天皇の命を受けた行教は八幡神を奉じて帰京した行教は、山崎湊で夜の神降山に霊光を見ました。不思議に思い、その地を少し掘ってみると岩間に清水が湧き出しました。これは神水と察しここにご神体を鎮座して、社を創建することにしました。貞観元年(859)国家安康、国民平安を念願とする「石清水八幡宮」が建立されました。ここは嵯峨天皇の離宮である「河陽宮」の跡地であったため、後に社号は「離宮八幡宮」と改称されました。 |
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