その5  
建勲神社
 建勲神社
  現在地の船岡山は平安京の四神相応の玄武に位置し、豊臣秀吉によって信長の廟所と定められた地である。その船岡山に神社を移すことになり、明治13年(1880)9月、社殿が竣工して東京より遷座した。なお、この時は現在表参道を少し登ったところにある「大平和敬神」の石碑が建っている場所に本殿があった。明治14年(1881)に信長の長男織田信忠が合祀された。明治43年(1910)に社殿が現在の山頂部分に移建された。祭神・織田信長の業績にちなみ、国家安泰・難局突破・大願成就の神社とされる。高台にある境内から京都の街の眺めは格別で、特に大文字山・比叡山方面の眺望は誠にすばらしい。