源頼朝が没した翌年、妻の北条政子が明菴栄西を開山に招いて建立したのが鎌倉五山第三位の寿福寺です。鎌倉幕府三代将軍源実朝も再三参詣しました。栄西は日本に初めて臨済宗を伝えた禅僧で「喫茶養生記」を著すなど、お茶を飲む習慣を日本に伝えた高僧です。裏山の「やぐら(中世の横穴墳墓)」には、北条政子、次男第三代将軍 源実朝の墓と伝わる五輪塔があります。墓地には、不平等条約改正に功績のあった陸奥宗光、俳人・高浜虚子、作家大佛次郎などが眠っています