台風到来で実施が危ぶまれた10月7日(金)、運よく嵐は過ぎ去り曇天ながら恰好の散策日和となって、第7回鎌倉ウォーキングを実施しました。小田急線片瀬江の島駅に10:00集合し、弁天橋を渡ったところにある江の島観光案内所で、「eno-pass」を購入して散策開始。長さ389mの歩道橋「江の島弁天橋」を清々しい気分で歩き、江の島に着いて島内散策を開始しました。島には見処が沢山あり、今回は具に散策することにしました。最初に訪れたのは橋の袂にある「モース記念碑」。以下、下記の箇所を訪れました。
江の島 モース記念碑
1964年の東京五輪を記念して造られた噴水池 文政4年に建てられた青銅の鳥居
 創業300年の老舗旅館恵比須屋 江の島を支配する別当寺であった岩本楼 
管鍼の考案者杉山検校の墓 杉山検校がつまづいた福石
 
 田寸津売命を祀る辺津宮 八臂弁財天と妙音弁財天が安置されている奉安殿 
 牛頭天王を祀る八坂神社 日露戦争の英雄・児玉源太郎を祀る児玉神社 
 市寸島比命を祀る中津宮 サミュエル・コッキング苑 
 蝋燭型した展望台・江の島シーキャンドル 市指定重要有形民俗文化財の群猿奉賽像庚申塔 
山田流筝曲の開祖・山田検校  多紀理比売命を祀った奥津宮  
真言宗 最福寺の別院・江の島大師  恋人の丘・龍恋の鐘  
稚児の淵 江の島岩屋   
 見どころたくさんの江の島を後にして、江の島周辺の史跡めぐりに向かった。旧江の島道を東海道方面に少し歩くと、右手に杉山検校が寄進した道しるべの石標がある。検校は自らが目が見えないことで不自由したことから、旅人が道に迷わないように気遣って、16基の道標を寄進したという。興味深くを見たあと、しばらく進むと龍口寺輪番八ケ寺の1つ常立寺がある。この寺院は毎年モンゴル出身の大相撲力士たちが墓参することで知られている。ここでしばしの休息を取り、次に日蓮上人が、処刑されそうになった場所に建立された龍口寺に向かう。山門左手に鎌倉時代にあった龍ノ口刑場跡が残されている。日蓮宗 霊跡本山 寂光山 龍口寺は日蓮上人が龍ノ口で処刑されそうになった法難の地に建立された。境内にはパゴダ型の白亜の塔や本式木造の五重塔があり、堂々たる寺院であった。同寺を一通り見学し時計を見ると16時20分 。日も沈みかかり、辺りもうすら暗くなってきている。腰越の小動神社、義経ゆかりの満福寺散策を断念し、ここでお開きとし、駅前の魚料理が評判の居酒屋に入って、和気藹藹の懇親会を楽しんできょうの一日を振返った。 (掲載:石井義文) 
 常立寺 モンゴル使者の慰霊碑 モンゴル使者が斬られた龍の口刑場跡 
日蓮上人が斬首を免れた地に立つ龍口寺 パゴダ型の白亜の塔   
〔懇親会〕 
鮮魚と冷えたビールで乾杯!  お疲れ様でした!!!            〔スライドショー〕